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ホワイトメノウの意味や効果
ホワイトメノウは、許すことと許されることを学ぶ石だと言われています。特に、過去に対する執着を捨て、前へ向くよう導く力があるとされています。
過去に対する執着心をなくすことで、精神が安定します。
また、ホワイトメノウには負の思考パターンを捨てさせる作用もあるとされ、ネガティブになりがちな気分を一掃してくれます。
これらの効果から、ホワイトメノウには、安定した人生を送れるよう導く力があると言われています。
またホワイトメノウは、白色系統との石に見られるヒーリング効果も有しており、包み込むような優しさで、心に負った傷を癒してくれ、ストレス解消に貢献してくれます。
ホワイトメノウの色味
ホワイトメノウは、アゲートを白色に染色したものもありますが、天然でも白色系統のアゲートが産出されており、これを総称してホワイトメノウとしています。
色目は、白色、乳白色、白灰色になります。
ホワイトメノウの名前の由来
ホワイトメノウの名称は、この鉱物の参状が腎臓状で、馬の脳のように見える姿をしていたことに因んで付けられました。
別称で、ホワイトアゲートと呼ばれることもあります。
ホワイトメノウの歴史
ホワイトメノウは、古くから装飾品や護符に用いられた鉱物で、治療薬としても、古代エジプトや古代ギリシャ、古代ローマなどで広く活用されてきました。
また、アフリカや中東の国々でもホワイトメノウはお守りとして、薬として、宝飾品として用いられていたそうです。
特にアフリカでは、ホワイトメノウには黒魔術や悪霊に立ち向かうパワーがあるとされ、儀式の際にも用いられていたようです。
また、ホワイトメノウには、蜘蛛やサソリの毒を消し去る力があると言われて、珍重されていました。
古くは、血管の衰えを改善して、皮膚病やそれに伴うかゆみを防ぐ効果があるとして、治療薬としてホワイトメノウが用いられていたそうです。
浄化方法
ホワイトメノウには、特に避けるべき浄化方法や注意すべき浄化方法というものがありません。
すべての浄化方法――太陽浴、流水を用いた浴水浄化、セージの葉を用いた煙浴、水晶クラスターを用いた水晶浴、月光浴など――で浄化することが出来ます。
中でも同じ成分を持つ水晶との相性は抜群です。
ホワイトメノウのパワーを早く回復したい時やパワーエネルギーをチャージしたい時には、水晶クラスターを用いて水晶浴させてあげると良いでしょう。
主な原産地
ホワイトメノウは、ブラジル、ウルグアイ、インドなどから産出されます。
鉱物学
ホワイトメノウは、アゲート(メノウ)と同じ構造を持つ鉱物です。
石英の顕微鏡的な結晶が集まって塊状になっているものをカルセドニー(玉髄)と言い、その中でも、珪酸沈殿状態で組織に粗密が出来て、縞模様になったりしたものをアゲートとしています。
潜晶質のために着色処理が可能で、市場に出回っているホワイトメノウの中には、アゲートを白色に美しく染色したものもあります。ホワイトメノウは天然でも産出されます。
ホワイトメノウの結晶は、SiO2で表わされます。結晶構造は、六方晶系(潜晶質)に属します。
岩石の空隙中に層状に沈殿したり、また、その崩壊によって生じた砂礫の中から産出します。
モース硬度は6.5から7と、水晶とほぼ同じ硬さを持ちます。