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ハウライトトルコの意味や効果
ハウライトトルコは、災いや災難から身を守ってくれるお守り石としての役目を持ちます。
旅先での災難からも守ってくれるため、旅のお守りとも言われることがあります。
また、ハウライトトルコにはやる気を引き出す効果があるとされており、特に新しいことに臆病になってしまう人に、最初の一歩を踏み出す勇気を与えてくれると言います。
ハウライトトルコの色味
ハウライトは、内部が素焼きに類しているため、美しく染色することが可能な石になっています。
このハウライトトルコとは、トルコ石のような色合いハウライトを染め上げたもののことを指して言います。
人工的に染色された色で、自然界では生成されないものになります。
因みに元となるハウライトの色は白色で、脈状黒色部を伴っているのが特徴です。
ハウライトトルコの名前の由来
ハウライトという名称は、カナダの科学者H. Howの名前に因んで付けられました。
そして、この石がトルコ石のような色合いに染色されていることから、ハウライトトルコと呼ばれるようになりました。
和名は、ハウライトの和名と同じ、「ハウ石」と言います。
ハウライトトルコの歴史
ハウライトトルコは、その見た目がターコイズ(トルコ石)と酷似していることから、ターコイズの代用品として用いられてきました。
昔は、本物のターコイズと間違われて、宝飾品などに加工されていたこもあったようです。
浄化方法
ハウライトは、もともと水に弱い性質を持っているため、流水を用いた浴水浄化には適さない鉱物になります。
そして、ハウライトトルコは染色が施されているため、色落ちが心配される浴水浄化は絶対に避けなくてはいけないとされています。
また、モース硬度も4前後と、大変もろい構造をしているので、衝撃にも弱い石となっており、勢いのある水や水圧の高い水に当てるとひび割れが生じる可能性が高いです。
水に弱いとされるハウライトトルコですが、汚れをささっと洗い流す程度の流水浄化は問題ありません。ただし、今述べたように、水圧の高い水に当てることだけは避けなくてはいけませんので、浄化の際には水の勢いにも注意してください。
また、ハウライトは太陽光にも弱性質をもっているため、太陽浴での浄化にも適しません。これはハウライトトルコにも同じことが言えます。
ハウライトトルコに適した浄化方法は、水晶クラスターを用いた水晶浴、セージの葉を用いた煙浴、そして月光浴になります。
主な原産地
ハウライトトルコは主にブラジル、オーストラリア、アメリカ、南アフリカなどから産出されます。
鉱物学
ハウライトトルコは、ハウライトを人工的に染色した鉱物なので、その鉱物学はハウライトのものに準じます。
ハウライトは、コレマナイト(灰硼石)やボラサイト(方硼石)などと同じ硼素鉱物(ほうそこうぶつ)の一つで、これらとよく一緒に産出します。
ハウライトの結晶およびハウライトトルコの結晶は、Ca2B5SiO9(OH)5で表され、結晶構造は単斜晶系に属します。
単斜晶系に属した微結晶体でみられることがありますが、通常は緻密な団球状や小塊状などでよく発見されます。その他には、時折、土状や鱗片状またはスレート状の組織を示すものもあります。
この鉱物は、微光沢ないしガラス光沢放って、薄い烈片または半透明を示すものもありますが、通常は不透明な石に分類されます。
ハウライトトルコのモース硬度は、3.5から4と大変もろいです。