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北投石の意味や効果
北投石は、医者知らずの薬石とも言われるように、健康に良い効果をもたらす石として知られています。
温泉には様々な効用がありますが、その温泉沈殿物から出来た鉱物ということもあって、様々な健康問題に効果を発揮できる万能石だとされています。
特に、この鉱物は赤外線効果を有し、マイナスイオンを豊富に放っていることから、末期がんをも治す効果があると謳われていたこともあるほど、強力なパワーを秘めているとされています。
北投石のパワーストーンとしての効果としては、自然治癒能力を高める効果、免疫力を向上させる効果、生命力を高める効果、そして肉体へのヒーリング効果といったものがあるとされています。
こうした健康面の効果は、医学的根拠に基づくものではありません。
また、科学的にも証明されたものではありませんので、その点には十分留意したうえで、北投石を用いるようにしてください。
北投石の色味
北投石の色は、淡灰色、灰色になります。ところどころに小さな黒い点が見られます。
北投石の名前の由来
北投石の名称は、この鉱物の発見場所である、台湾の北投温泉に因んで付けられたものです。
西欧では、ホクトライトなどと呼ばれています。
北投石の希少性(天然記念物)
北投石は、人体に良い影響を与える効果を持つとして、世界中から注目されている鉱物です。
認知度と共にこの鉱物の人気度も増したことに伴い、北投石の採掘量も増えました。
ところが、この鉱物は年に0.1mmずつ生成ずつため、石になるには1000年かかるとも言われているため、あっという間に採掘制限が掛けられました。
それでもこの鉱物を手にしたいという人は後を絶たず、秋田の玉川温泉や台湾の北投温泉を訪れた際に、勝手に石を持ち出す盗採被害が頻発しました。
こうしたこともあって、北投石は国から天然記念物に指定され、採掘出来ないようになりまし。
因みに、日本では特別天然記念物に指定されています。
浄化方法
北投石には、特に避けるべき浄化方法はありません。
全ての浄化方法――月光浴、水晶クラスターを用いた水晶浴、太陽浴(日光浴)、流水を用いた浴水浄化、セージの葉を用いた煙浴など――で浄化できます。
ただし、北投石はモース硬度が3前後と大変もろく、デリケートな石になるので、ちょっとの衝撃を与えるだけでひび割れが起きてしまったりすることがあります。
浄化する際にはその取扱いに十分注意しましょう。
主な原産地
北投石は、台湾との日本から産出されます。
台湾は北投温泉から、日本は秋田の玉川温泉からのみ産出されます。
産出量が極めて少ないこともあって、一時期は酷い盗採被害にあったこともありました。
鉱物学
北投石は、1905年に初めて台湾で発見され、次いで日本の秋田県で発見された鉱物です。
北投石(含鉛重晶石)は、バーライト(重晶石)の亜種であり、温泉沈殿物によって生成されたラジウムなどを多く含む鉱物になります。
この鉱物は赤外線効果を有し、マイナスイオンを発しているとされることから、健康に良い影響を与えると考えられています。
北投石の結晶は、(Ba, Pb)SO4で表され、その結晶構造は斜方晶系に属します。
モース硬度は3から3.5と、大変もろいです。