ワイルドホースの意味や効果
ワイルドホースは、願望や願いが実現するようサポートする石です。
ワイルドホースの持つ効果には、潜在意識を自覚させるというものがあります。
これは、持ち主に魂の目的を教え、今生で何を成し遂げるべきなのかという今生での目標を明確にしてくれると言われています。
これによって、夢や願望が叶いやすくなるとされています。
自立心を高める効果もあることから、何かに頼りっ放しの人生に終わりを告げ、自らの力で人生を切り開いていく力強さが身に付くとされています。
また、ワイルドホースはヒーリング効果も有しており、そのエネルギー波動は大変優しいものだとされています。
ワイルドホースの持つヒーリング効果は主にトラウマの解消に役立つとされています。
ワイルドホースの色味
ワイルドホースの色は、赤色、赤茶色、茶色、黄色、白色、褐色のマーブルカラーになります。
ワイルドホースの名前の由来
ワイルドホースは、産出量の少なさから「野生の馬を捕まえるぐらい、採掘が難しい石」と昔から言い伝えられてきました。
ワイルドホースの名称は、その「野生の馬」を意味する“wild horse”から来ています。
ワイルドホースの歴史
ワイルドホースは、1990年頃にアメリカのアリゾナ州で発見されました。
しかし、この鉱物の歴史は古く、今から6000年ほど前の古代イラン(古代ペルシャ)では、宝飾品にワイルドホースを用いていたと言われています。
また、ネイティブアメリカンの間では、奇跡を呼ぶ石ないしは奇跡を起こす石として珍重されていたそうです。
浄化方法
ワイルドホースは、モース硬度が4前後ともろく、デリケートな石のため、流水を用いた浴水浄化に適さない鉱物になります。
保管する際も、水周りは避けるようにしましょう。
また、太陽光に含まれる紫外線の影響で、石の色が変色する恐れがあるため、太陽光を用いた太陽浴(日光浴)も適しません。
保管する際も、直射日光は避けた場所で保管するようにしましょう。
ワイルドホースは、その他の浄化方法――月光浴、水晶クラスターを用いた水晶浴、セージの葉を用いた煙浴など――で浄化できます。
ただし、月光浴させる場合は、夜露に濡れた状態にならないように注意しましょう。
また、割れやすい性質を有している石なので、浄化の際には取扱いによく注意してください。
主な原産地
ワイルドホースは、主にアメリカから産出されます。ターコイズなどと共産されますが、その量はごくわずかで、非常に産出量の少ない鉱物です。
鉱物学
この鉱物は、マグネサイトやヘマタイトを含有していることから、ワイルドホースマグネサイトとも呼ばれています。
ワイルドホースの結晶は、MgCO3で表され、その結晶構造は、三方晶系に属します。
三方晶系に属する貝殻状で発見されることが多いです。
ターコイズと共産することが多いですが、ターコイズ(Cu2+Al6(PO4)4(OH)8・4H2O)のようにアルミニウムを含有しないため、ワイルドホースに青色が含まれません。
菱面体面に完全なへき開を有しています。また、この鉱物の透明度は、透明から半透明で、ガラス光沢かにぶい光沢を持っています。
マグネサイトのモース硬度は4から4.5と、もろいです。