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ロードナイトの意味や効果
ロードナイトは友愛や人類愛を象徴する鉱物になります。
愛情あふれる良き人間関係を築きたい時に用いると効果的だとされています。
ロードナイトには、大きな包容力を与える効果があるとされており、それが人間関係の構築に大きな影響を与えると言われています。
また、ロードナイトには、宇宙の永遠性と不変性に気づき、生まれ持った霊性をより高次に高め、自己意識と提携させる働きがあると言われています。
これによって、肉体的なエネルギーが活性化されます。
ロードナイトには、心身のバランスを保って不安や恐怖から心を解放し、潜在能力を引き出す力があるとも言われています。
これはロードナイトの有するグラウディング力によるものだと考えられています。
因みに、ロードナイトの持つグラウディング力は、特に魂に影響を及ぼすとされ、魂を安定させたい時に用いると良いとされます。
ロードナイトの色味
ロードナイトの色は、通常淡紅色か深紅色になります。ローズピンク色、ワインレッド色などと言われることもあり、いずれも薔薇のような色味だとされます。
中には帯褐色のものもあり、マンガンの多いものには黒い葉脈が見られます。
条痕はいずれも白色を示します。
ロードナイトの名前の由来
ロードナイトの名称は、この鉱物の示す色から、ギリシャ語で「薔薇」を意味する“rhodon”に因んで付けられました。
浄化方法
ロードナイトは、鉄分を含有する鉱物であるため、水に触れると酸化する恐れがあり、流水を用いた浴水浄化が出来ない石になります。
万が一水に濡れてしまった場合は、すぐに清潔な布で拭い、水分をしっかり取るようにしましょう。
また、太陽光にも弱い性質を有しており、太陽光に長時間当てると色が黒く変化してしまうため、太陽光での浄化(日光浴)はできません。
保管する際も、直射日光が当たらない場所を選んで保管するようにしましょう。それでも心配な場合は、石の上から黒い布を掛けておくと良いでしょう。
ロードナイトに適した浄化方法は、月光浴、水晶クラスターを用いた水晶浴、セージの葉を用いた煙浴になります。
主な原産地
ロードナイトは、ブラジル、オーストラリア、スウェーデン、ロシア、メキシコ、マダガスカルなどから産出されます。
鉱物学
ロードナイトは、珪酸マンガン鉱物で、以前はパイロクシーン(輝石)グループに属するとされていたため、ロードナイトの和名は「バラ輝石」とされました。その後にこの鉱物が輝石グループのものではないと判明してからも、和名のバラ輝石はそのまま使用されることとなり、今現在でもこの和名が広く用いられています。
ロードナイトは、マンガンに富む変成岩や交代変成作用を受けた堆積岩であるスカルンや大理石、特に不純物を含む石灰岩中などに生成します。
ロードナイトの結晶は、(Mn, Fe2+, Mg, Ca)SiO3で表され、その結晶構造は三斜晶系に属します。
三斜晶系に属する丸みを帯びた大きな結晶体で発見されることもあり、また緻密な塊状や粒状のものなどでも見ることが出来ます。
結晶面はガラス光沢、へき開面は真珠光沢を有します。
モース硬度は、5.5から6.5と、水晶よりも軟らかいです。
水晶(クォーツ)の意味や効果
水晶(クォーツ)は、太古の昔から様々な地域の人々に、ビーズや装飾品、通貨として用いられ、また、祈祷や儀式の際にも用いられ、病気治療にも使用されたと言われており、非常に多岐に渡る使われ方をしてきた鉱物でもあります。
それは、水晶のもつ万能性からくるものともいえるでしょう。
水晶は、万能石として知られており、仕事関係のこと、お金関係のこと、健康のこと、恋愛関係のこと、スピリチュアルなことなど、どの分野においても効力を発揮できる、類いまれな鉱物になります。
水晶は、すべてに対しての調和を生み出し、それらを統合、強化して、よりパワフルな力を発揮するよう導く力があるとされます。
また、あらゆる面での優れた浄化作用もあるとされます。
そして水晶には、潜在的能力を引き出してやる気や決断力を高め、創造力や洞察力、霊的能力、超能力などをパワーアップさせる作用があるとされています。
水晶(クォーツ)の色味
水晶の色は、無色透明、黄色、ピンク色、紫色、緑色、青色、褐色、茶色、黒色など様々で、カラーバリエーションが豊富です。
特に、無色透明なものはロッククリスタル、黄色のものはシトリン(黄水晶)、ピンク色のものはローズクォーツ(紅水晶)、紫色のものはアメジスト(紫水晶)と呼ばれています。
いずれも条痕は白色を示します。
クォーツ・グループとは?
珪酸SiO2を主成分とする水晶(クォーツ)は、その色、透明度、結晶の集合構造などで核各種(透明結晶石、半透明塊状石、潜晶質半透明石、潜晶質不透明石)に分類され、これらをまとめてクォーツ・グループとしています。
因みに、透明結晶石にはロッククリスタル、アメジスト、シトリン、スモーキークォーツ、アベンチュリンなどがあり、半透明塊状石にはローズクォーツ、ミルキークォーツなどがあり、潜晶質半透明石にはカルセドニー、カーネリアン、クリソプレーズ、アゲート、ブルーレースアゲートなどがあり、潜晶質不透明石にはジャスパーなどがあります。
浄化方法
水晶(クォーツ)には、特に避けるべき浄化方法というものはありません。
全ての浄化方法――月光浴、流水を用いた浴水浄化、セージの葉を用いた煙浴、水晶クラスターを用いた水晶浴など――で浄化できます。
中でも、同じ水晶同士の水晶クラスターとの相性は抜群で、浄化のみならずパワーチャージにも有効だとされています。
主な原産地
水晶(クォーツ)は、ブラジル、マダガスカル、アメリカなど世界中から産出されています。
特にブラジルからは大量に水晶が産出されています。
鉱物学
水晶(クォーツ)は、代表的なペグマタイト性鉱物で、造岩鉱物の第一に挙げられ、各種の岩石中に含まれたり、鉱脈で金属鉱石と共に産出したりします。
水晶(クォーツ)の結晶は、SiO2で表わされ、六方晶系に属します。
六方晶系の柱状結晶体で見られ、また、それらが双晶をなしたものや、塊状、粒状、団塊状、鍾乳状、微晶質などでも発見されます。
この鉱物は、透明ないし半透明で、ガラス光沢を持ち、へき開は無く、断口は不平坦状から貝殻状となります。
水晶のモース硬度は、正長石(モース硬度6)よりも高く、トパーズ(モース硬度8)やコランダム(モース硬度9)よりも低い7になります。