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ペリステライト(ブルームーンストーン)の意味や効果
ペリステライトは、慈愛の石とも言われる石になります。永遠の愛や永遠の若さを象徴するとも言われています。
ムーンストーンと同じような、優しく穏やかなエネルギーが特徴で、気の流れや感情のバランスを優しくサポートする働きが期待できます。
また、直観力や感受性を高めてくれる効果もあります。
ペリステライト(ブルームーンストーン)の色味
ペリステライトの色は、白色や乳白色の地色が基本です。そこに、ホワイトやブルーの輝き(ペリテリズム)が見られます。
ペリステライトとブルームーンストーン
ペリステライトは、よくブルーストーンの名前で販売されていることが多い鉱物ですが、その内容はブルームーンストーンとは異なるものになります。
様々な種類を持つムーンストーンの一つにブルームーンストーンと呼ばれる、青色のシラーを持つムーンストーンが、かつてはありました。
しかし主要な鉱山の閉山に伴って、今現在は新しいブルームーンストーンが産出されない状況にあります。
そんな中で、このブルームーンストーンに見た目が良く似たペリステライトという鉱物が発見されました。最初はブルームーンストーンとして扱われていたのですが、精密な検査によって、それがムーンストーンとは全く違った鉱物だと証明されました。
結晶成分を見てみても、ムーンストーンの結晶がKAlSi3O8で表わされるのに対して、ペリステライトの結晶はNaAlSi3O8で表され、その違いは明白でます。
このように、ペリステライトはムーンストーンとは全く異なるものなのですが、そのパワーエネルギーも見た目もブルームーンストーンに良く似ていることから、ブルームーンストーンと呼ばれるようになりました。
ペリステライトの名前の由来
ペリステライトの名称は、ギリシャ語で「鳩」を意味する“peristera”に因んで付けられました。
これは、ペリステライトの持つ青色の輝きが、鳩の首に見られる光沢や色味に似ていることに由来しています。
浄化方法
ペリステライトには、特に避けるべき浄化方法や注意すべき浄化方法というものがありません。
すべての浄化方法――太陽浴、浴水、セージの葉を用いた煙浴、水晶クラスターを用いた水晶浴、月光浴など――で浄化することが出来ます。
ペリステライトは、月との繋がりが強い石なので、月光浴をしてあげることで、浄化のみならずパワーチャージも行えます。月の光を存分に浴びたペリステライトは、それまで以上のパワフルな活躍を見せることでしょう。
毎回毎回月光浴させる必要はありませんが、1年に2、3度は月光浴させてあげましょう。特に満月の日に行うのが良いとされます。
主な原産地
ペリステライトは、スリランカ、タンザニア、マリ、ミャンマー、南アフリカなどから産出します。
鉱物学
ペリステライト(ブルームーンストーン)は、ムーンストーンやラブラドライトと同じ長石グループに属する鉱物ですが、ムーンストーンともラブラドライトとも異なる性質を有しています。
ペリステライトは、アルバイト(曹長石)とオリゴクレース(灰曹長石)の固溶体になり、その結晶は、NaAlSi3O8(+(Na, Ca)(Al, Si)4O8)で表され、
結晶構造は、三斜晶系に属します。
モース硬度は6から6.5と、水晶よりもやや弱いです。