ファイアークォーツの意味や効果など
ファイアークォーツは、その色目からも想像できるように、ポジティブエネルギーの塊ともいえる鉱物です。
持ち主に、自信が持てるよう働きかけ、前に進む力を与えると言われています。
中でも、ファイアークォーツの持つ、この前に進む力というのはかなり強力だと言われています。持ち主は、ぐいぐいとファイアークォーツに引っ張られているのを実感することでしょう。
ファイアークォーツは、前進する力をサポートするのと同時に、決断力を与え、くよくよと悩んだり、あれやこれやと考えることをさせません。
そこから、優柔不断さをなくす効果も期待できるとされます。
このように、常にパワフルに前に動き続けるというのがファイアークォーツの持つエネルギーの特徴になります。
エネルギーを活性化させ、可能性をどんどん広げてくれる効果も期待できます。
ファイアークォーツの石言葉
ファイアークォーツの石言葉には、「自信」、「目標達成」、「エネルギッシュ」、「前進」、「決断力」、「パワフル」などがあります。
ファイアークォーツの色味
ファイアークォーツは、内包されるレピドクロサイトの影響で、赤色や帯赤色、帯赤橙色などに見えます。
中でも、ベースとなる水晶の透明度が高く、レピドクロサイトの赤色が濃く入っているものが最も高品質で希少価値が高いとされています。
しかし、中にはあえて色の薄いレピドクロサイトが混入しているものを好む人もいるようで、その色味や見た目に関しては好みが分かれるところでもあります。
ファイアークォーツの名前の由来
ファイアークォーツの名称は、水晶に内包されるレピドクロサイトの赤色が、まるで燃え上がる炎のようであったことに由来しています。
また、この鉱物には「ハーレクィン水晶」の別称もあります。
ところで、この鉱物が店頭で売られる時に「レッドスーパーセブン」などと表記されていることがあるようです。
確かに、スーパーセブンにはレピドクロサイトも内包されていますが、スーパーセブンとは、7つの鉱物を内包する水晶のことを指してのみ使う名称なので、ファイアークォーツに対してレッドスーパーセブンと付けるのは間違っていると言えるでしょう。
浄化方法
ファイアークォーツには、特に避けるべき浄化方法はありません。すべての浄化方法――太陽浴、流水を用いた浴水、月光浴、セージの葉を用いた煙浴、水晶クラスターを用いた水晶浴など――で浄化できる石です。
中でも、水晶クラスターを用いた水晶浴は、同じ水晶同士波長が合うことから、ファイアークォーツにとって相性の良い浄化方法になります。
ファイアークォーツのエネルギーを素早く回復させたい時や、エネルギーパワーをアップさせたい時は、水晶クラスターを用いて浄化してみましょう。
主な原産地
ファイアークォーツの主な産地はブラジルとマダガスカルになります。
鉱物学
ファイアークォーツの和名は、「火炎石」と言い、水晶にレピドクロサイト(鱗鉄鉱)が内包された鉱物のことを言います。
ファイアークォーツの結晶は、SiO2で表わされます。結晶構造は、三方晶系(六方晶系)に属します。
モース硬度は7と、水晶と同じ硬さになります。