ソーダライトの意味や効果
ソーダライトは、恐怖心や心の混乱を鎮め、強い意志や鋭い直感力にも恵まれるようになると言われています。
特にこの意志力の強化は、悪習慣を断つのに良いとされます。
禁煙、禁酒の心強いサポーターとなることは勿論、ダイエット中の甘い誘惑を断つのにも非常に効果的だとされます。そこから、ソーダライトにはダイエットのお守り効果があるとされているのです。
ソーダライトには、こうした意志力の強化に加え、決断力や勇気を与えることがあるとされ、夢や目標に向けた強力なサポートが期待出来るとされています。
また、罪悪感や猜疑心を取り除く効果にも優れていると言われています。
ところで、ソーダライトは、古くは眼の病気の治療に用いられていたとされます。他にも新陳代謝を活発にし、解毒作用も有していると言い伝えられてきました。
今現在でも、一部のヒーラーはこのソーダライトを、体内にめぐる気の循環を良くするために用いていることがありますが、こうした健康面での効果はいずれも医学的根拠や科学的根拠に基づくものではないということを頭に入れておく必要があります。
ソーダライトの色味
ソーダライトの色は、よく目にする濃青色のものの他に、無色や黄色、灰色、帯緑色、帯赤色のものなどがあります。
条痕はいずれも無色です。
ソーダライトの歴史
ソーダライトは、古くからラピスラズリと並行した歴史を持つ石です。
古代の墓にはラピスラズリの代わりにこのソーダライトが多用されているものがありますが、実はこれは誤ってソーダライトが使われてしまったのではないかという研究も報告されています。それぐらい、ラピスラズリとよく似た石として、または同じ石として、ソーダライトが誤用されていたケースは沢山ありました。
古代エジプトでは、ソーダライトはソーダライトとして使用されていたとする記述が残されており、悪霊を祓い、邪悪なものから身を守る石として崇拝され、僧侶たちの間でよく用いられていたそうです。
浄化方法
ソーダライトは水に溶けやすい性質を持つ石なので、浴水浄化は絶対にしてはいけません。
ですが、石に付いた汚れをささっと落とす程度の流水浄化ならば問題ありません。
ソーダライトは、浴水浄化を除いた、全ての浄化方法――太陽浴、セージの葉を用いた煙浴、月光浴、水晶クラスターを用いた水晶浴――で浄化することが出来ます。
主な原産地
ソーダライトは、主にブラジルから産出されます。
鉱物学
ソーダライトは、ソーダライト・グループに属する鉱物で、霞石閃長岩のようなソーダ分に富んでいて、珪酸に比較的乏しいアルカリ火成岩の初成鉱物として産出します。
名称のソーダライトというのも、この鉱物がソーダ分を多く含有していることに因んでいます。
ソーダライトの結晶は、Na8Al6Si6O24Cl2で表わされ、等軸晶系に属します。
等軸晶系に属した斜方十二面体の結晶で発見されることもたまにありますが、多くは塊状、同心円状の団塊で発見されます。
上に記した結晶成分からも分かるように、ソーダライトはナトリウムを主成分とする群青色のクリスタルになり、ところどころに見える白い部分は曹長石になります。
モース硬度は5.5から6と、水晶よりも弱いです。