シーブルーカルセドニーの効果や意味
シーブルーカルセドニーは、その元となるカルセドニーのストーンパワーとほとんど同じ効果を有しています。特に、人との繋がりを大切にする優しいエネルギーを持つ石という、カルセドニーの効果を引き継いでいます。
シーブルーカルセドニーは、カルセドニーと同様、優しく穏やかなエネルギーを持つ石として知られています。
心身の調和を取り、愛情をもたらす石とも言われています。
また、穏やかな寛容さが強調されて平和な気持ちになるとされ、優しく穏やかな気持ちを持って人と接したい時には、シーブルカルセドニーが大いにその効果を発揮してくれます。
カルセドニーの種類とシーブルーカルセドニー
カルセドニーにはいくつか種類があり、種類ごとに別名が付いているものもあります。
カルセドニーの中でも縞模様があったり、インクルージョンが含まれていたり、美しい色のものはアゲート(メノウ)と呼ばれています。
また、これらのうち赤色のものはカーネリアン、緑色のものはクリソプレーズという別名で呼ばれていますが、いずれも全て天然のものになります。
シーブルーカルセドニーだけは、天然のものではありません。天然で採れるカルセドニーに特殊な加工を施して染色したものになります。この染色方法は、ドイツの研究所が特許を持っており、その詳しい方法は未だ明らかにされていません。
この染色方法では、色落ちしにくく、また発色が美しく、色むらが少ないことから、世界でも高く評価されています。そのため、シーブルーカルセドニーは、カルセドニーの一種という見方は低く、どちらかというと独立した一つの鉱物としてシーブルーカルセドニーは見られることが多いです。
シーブルーカルセドニーの名前の由来
シーブルーカルセドニーは、カルセドニーの中でもシーブルー色をしているものを指します。その美しい青色が海の色を思わせることから、シーブルーと付けられました。
また、カルセドニーという名前は、カルセドニーがギリシャの町のカルセドンというところから産出したことから、そのギリシャ語“chalkedon”が語源となって付けられたものだと言い伝えられています。
浄化方法
カルセドニーは、全ての浄化方法――太陽浴、浴水、月光浴、セージを用いた煙浴、水晶クラスターを用いた水晶浴――で浄化することが出来ますが、シーブルーカルセドニーは加工されているため、太陽浴や浴水での浄化は色の変色や色あせを促進してしまいかねず、避けた方が無難だとされています。
シーブルカルセドニーに適した浄化方法は、セージの葉を用いた煙浴、水晶クラスターを用いた水晶浴、月光浴になります。
主な原産地
カルセドニーは、ブラジルやインドから多く産出されるほか、マダガスカルやウルグアイ、オーストラリアなどからも産出されます。
そのカルセドニーをシーブルーカルセドニーに加工する作業は全てドイツで行われています。
シーブルーカルセドニーの産地は、加工後のドイツと表記されることはあまり多くなく、それ以前のカルセドニーの状態で産出された場所を産地として表記することが多いです。
鉱物学
シーブルーカルセドニーの鉱物学は、カルセドニーに準じます。
カルセドニーの和名は、「玉髄」と言い、様々な岩石、特に溶岩の空洞の内面に生成する鉱物です。珪酸を多量に含む溶岩が比較的低温で沈殿して出来るものが一般的とされています。
シーブルーカルセドニーの結晶は、カルセドニーと同じSiO2で表わされます。結晶構造は、六方晶系(潜晶質)に属します。二酸化珪素の微晶質鉱物の変種で、腎臓状やブドウ状、鍾乳状の塊で産出します。
モース硬度は6.5から7と、水晶よりやや弱いです。