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オパールの意味や効果
オパールは、10月の守護石としてもお馴染みの石です。
オパールには、霊的な能力の向上や、直観力の向上などの効果があると言われています。
新たな可能性を与える効果もある石だとされ、意識向上に役立つと言われています。
古代の人々は、オパールの輝きが他の石では決して見られないものだということから、魔術的な力がオパールにはあるに違いないと考えていたそうです。特に、幸せをもたらす幸福の石としてのパワーが期待されたそうです。
また、眼の病気の治療にも用いられていたという記録が残っており、特に視力回復効果があるとされていました。
オパールの種類について
オパールには、メキシコオパール(プレシャスオパール)と呼ばれるものと、オーストラリアオパール(コモンオパール)と呼ばれる2種類のものに大別できます。
前者のメキシコオパールとは、火山の中に出来るマウンテンオパールの総称で、一度固まった溶岩に珪酸分を含んだ熱水が作用して出来たもののことを言います。このメキシコオパールにはオパール特有の遊色効果が認められます。
後者のオーストラリアオパールとは、砂岩中に出来るサンドストーンオパールの総称で、地下に沈んだ砂層に珪酸分を含む温水が作用し、オパール化したもののことを言います。低温でゆっくりと生成するために透明度は低く、変彩も少ないのが特徴です。
オパールの名前の由来
この鉱物は、発見された時に美しく光り輝いていたことから、ラテン語の「宝石」を意味する“opalus”に因んだ名称を与えられました。
オパールの歴史
オパールは古来より様々な書物に登場してきました。
プリニウスの「博物誌」では、オパルス(“opalus”)、オルフェウスの「リティカ」ではオッパリオス(“opallios”)という名で呼ばれていますが、いずれの書物でも「この石の光の美しさは目にまぶしすぎる」といった記述が残されています。
オパールの色味
オパールの色は、乳白色から橘色、赤色、灰色、黄色、緑色、黒色、青色など様々なものがあります。いずれも条痕は白色です。
ガラス光沢、真珠光沢、樹脂光沢を併せ持っています。
浄化方法
オパールは、乾燥、熱、強い光に弱い、大変デリケートな石です。
そのため、太陽光での浄化は出来ません。保存する際も、直射日光が当たる場所は絶対に避けなくてはなりません。
また、乾燥に弱いことから、湿度を高く保った場所での保存が必要不可欠になります。
湿度を保つために、浴水での浄化はとても有効です。他の天然石よりも長めの浴水浄化がより良いです。
その他にも月光浴や水晶浴での浄化がオパールの浄化に適した浄化になります。
セージを使用した煙での浄化は、乾燥を招く可能性が高いので避けた方が無難です。
他の天然石に比べるとやや取り扱いにくく感じるかもしれませんが、それだけ敏感に効力を発揮してくれるということでもあるので、こまめに石の状態をチェックし、湿度が最適かどうかを確認するようにしましょう。
主な原産地
主な原産地は、メキシコ、オーストラリア、エチオピアなどになります。
鉱物学
珪酸の微球状粒子の立体配列で色が美しく、変彩の著しいもののことをオパールと言い、和名では「蛋白石」と呼ばれています。
オパールの結晶は、SiO2・nH2Oで表わされますが、結晶構造は、非晶系になります。
モース硬度は5.5から6.5と、水晶よりも弱いです。
アクアマリンの意味と効果
アクアマリンの石言葉には、「調和」、「平和」、「献身」、「愛」といったものがあります。
アクアマリンのエネルギーはとてもピュアなものであり、それは自然からの贈り物だと言われています。まさに、石言葉が指し示しているものを全て含んだエネルギーということが出来るでしょう。
アクアマリンは、特に「恋愛」に関して、パワーを発揮する石として知られています。
幸せな結婚を導く石として、夫婦愛を高める働きが期待され、夫婦が喧嘩をした時など、和解の手助けをしてくれると言われています。
また、優れたヒーリング効果もあり、広い海がもたらすようなヒーリング効果を持ち主に与えてくれます。これによって、心の調子が整えられ、心に平安がもたらされます。
アクアマリンの名称
アクアマリンとは、水を意味する “aqua” と海を意味する“marine” から成っています。このことからも、水ととてもコネクションの強い石だということが分かります。
ところで、アクアマリンには別の名称がいくつかあります。
「人魚石」、「天使石」、「夜の宝石の女王」などです。
「夜の宝石の女王」というのは、夜になるとアクアマリンは、月の光を受けてますます輝きを増し、夜の舞踏会の主役となることから付けられた別称になります。
アクアマリンと誕生石
アクアマリンは3月の誕生石としてもお馴染みですが、7月1日の誕生石でもあります。
アクアマリンと伝説
アクアマリンは何かと神話や伝説と結びついている石でもあります。
例えば、アクアマリンは、海の精の大切にしていたものが浜に打ち上げられて宝石になったものであるなど、アクアマリンがどのようにして生まれたかという話は沢山あります。
またアクアマリンは、古代ローマでは月の女神ディアナの守護石として人々から崇められ、かのフランスの王妃マリー・アントワネットも愛してやまなかったと言い伝えられています。
アクアマリンの色
アクアマリンは、透明度の高い水色から濃青色、ミルキーな色調のものまで、幅広い色合いのものがあります。特に濃い青色のものは価値が高いとされています。
因みに、宝石類に使用されているジュエリーアクアマリンは、全て加熱処理されています。これは、アクアマリンが、400℃の温度で加熱すると澄んだ青色に変わり、以後変色しないという特性を利用しているためです。
浄化方法
月と水との繋がりが強いアクアマリンは、月や水と結びつくことでパワーが高められることから、月光浴や水浴での浄化方法が最も適していると言われています。
その他にも、水晶クラスターでの浄化も適しています。
主な原産地
アクアマリンの産地には、ブラジル、ロシア、ナイジェリア、マダガスカル、パキスタン、インド、モザンビークがあります。
中でもモザンビークで採れるアクアマリンは、高品質の濃青色で、これを特別に「サンタマリア・アフリカーナ」と呼んでいます。
また、アクアマリンの最大産出国はブラジルで、ブラジルではアクアマリンがシンボル石にもなっています。
鉱物学
アクアマリンの和名は「藍玉(あいだま)」と言います。
アクアマリンは、ベリリウム(Be)を含むベリル鉱物の一つで、その結晶は、Be3Al3Si6O18で表わされ、結晶構造は六方晶系に属しています。モース硬度は7.5から8と、水晶よりも硬いです。