イエローオパールの意味や効果
イエローオパールは、その温かみのある黄色の色味に表わされるように、とても優しいエネルギーで持ち主を包み込んでくれます。中でも、持ち主のイライラを軽減し、苛立った感情を鎮め、温かな気持ちで心を満たすヒーリング効果に秀でています。
また、穏やかに力を発揮して、持ち主の落ち込んだ気分を陽気な気分へと導いてくれる効果もあります。ただ、効果に即効性がないため、気付かれにくいことが多いです。
その他にも、緊張やストレスによって不全や不調を抱え込んでしまった身体の症状を緩和する作用があります。特に、胃腸のコンディションを整える効果が優れているため、胃腸の調子が悪いと感じた時にも、イエローオパールを持つと良いと言われています。しかし、これはあくまでも精神的な面からくる胃腸の不調にイエローオパールの効力が期待されるのであって、風邪などが原因の胃腸の不調にイエローオパールが効力を発揮する訳ではないです。
また、イエローオパールは、表現力を高める働きがあるとも言われています。プレゼンテーションなど人前に出てスピーチをする時に、どうしても臆病になってしまう人のサポートをしてくれます。自然体でいられるよう、イエローオパールがストレスを軽減してくれます。
イエローオパールの石言葉
イエローオパールの持つ石言葉には、「精神安定」、「陽気」、「快活」などがあります。
「幸福の石」と形容されることもあります。
イエローオパールの色
温かみのある(半)透明色のオパールになります。オパールの中でもコモンオパールというグループに属する鉱物なので、オパール特有の遊色効果はありません。
イエローオパールの黄色は、含有される酸化鉄イオンによるもので、中でも色鮮やかなものは「バナナオパール」とも呼ばれています。
イエローオパールは、オパールの中でも透明度が高い方なので、カッティングすることでシトリンやイエローベリルのような輝きを放つようになります。
浄化方法
イエローオパールは、乾燥、熱、強い光に弱い、大変デリケートな石です。そのため、太陽光での浄化は出来ません。保存する際も、直射日光が当たる場所は絶対に避けなくてはなりません。
また、乾燥に弱いことから、湿度を高く保った場所での保存が必要不可欠になります。湿度を保つためには、浴水での浄化はとても有効です。他の天然石よりも長めに水に浸けて浄化がするのがより良いです。
その他にも月光浴や水晶浴での浄化がイエローオパールの浄化に適した浄化になります。セージを使用した煙での浄化は、乾燥を招く可能性が高いので避けた方が無難です。
他の天然石に比べるとやや取り扱いにくく感じるかもしれませんが、それだけ敏感に効力を発揮してくれるということでもあるので、こまめに石の状態をチェックし、湿度が最適かどうかを確認するようにしましょう。
主な原産地
イエローオパールは、アメリカやオーストラリアで主に産出されます。
鉱物学
イエローオパールは、珪酸鉱物の一つになります。
イエローオパールの結晶は、SiO2・nH2Oで表わされ、結晶構造は、非晶系に属します。モース硬度は5から6.5で、水晶よりも弱いです。