アイスクリスタルの意味と効果
アイスクリスタルは、偶然、ヒマラヤ山脈の氷河が解け出した中から発見された石だったこともあり、「地球からのメッセージを持つ石」と考えられるようになりました。
そこから、「大自然から人間へ向けたメッセージや助言」、「地球の大いなる力に抗うことなく、身を委ねる」といった意味を持つ石であると言われています。
特に、「大自然との一体化」を象徴する石ということから、スピリチュアルな世界で今最も注目を浴びる石にもなっています。
アイスクリスタルには主として3つの効果が期待されます。それは、「潜在能力を引き出す効果」、「ヒーリング効果」、「魔除けやお守りの効果」です。
また、アイスクリスタルは、特に企業や会社の経営者、社長、事業主、政治家のお守りとしても注目を浴びています。
先にも述べた、「地球の大いなる力に抗うことなく、身を委ねる」という意味を持つアイスクリスタルを身に付けることで、「大きな流れに逆らうことなく身を委ねる」ことが出来るようになると言われています。
それによって、更なる繁栄と発展がもたらされるということから、経営のお守りとして重宝されています。
「アイスクリスタル」の名前の由来
アイスクリスタルは、1995年に発見された比較的新しい鉱物になります。
アイスクリスタルが偶然発見された場所は、ヒマラヤ山脈にある太古の氷河の中だったため、氷河を意味する “Ice”(アイス)が名前に付けられました。
また、別の説によると、アイスクリスタルを2つこすり合わせると、氷のような音がするということから、名前に “Ice”(アイス)が付けられたとも言われています。
アイスクリスタルの色味
アイスクリスタルという名前から白色や透明を想像される方も少なくないでしょう。
しかし、アイスクリスタルの色はそのどちらでもありません。赤味を帯びた色、もしくはピンク色と形容される色なのです。
これは含有される鉄分による色だと言われています。
因みに地色は白色なので、ものによっては白色の石のところどころに赤色が見られるアイスクリスタルも存在します。
浄化方法
アイスクリスタルは強い浄化作用を有しているため、自浄の力があると言われています。
そのため、頻繁な浄化は必要ありません。
しかし、悪い気に触れたり、悪い気が石に溜まってしまうとアイスクリスタルの本来の力が弱まってしまうので、そうした時には流水で浄化するか、煙で浄化するか、月光浴で浄化するか、水晶クラスターで浄化させるようにします。
浄化の際の注意点は、太陽光に長時間当てると、紫外線によって石の色が変色する恐れがあるということです。
このため、太陽光での浄化はあまりお勧めできません。
また、流水で汚れを洗い流す際に、石を強くこすり過ぎると表面の赤味(鉄分)が流れ落ちてしまうことがあるので、こちらも注意が必要です。
主な原産地
アイスクリスタルの産地はインドのヒマラヤ山脈になります。更に細かく言うと、インド北部のクル渓谷(水晶の産地)より更に北西に進んだところにある標高6000mの氷河地帯から採掘されています。
非常に厳しい環境にあるため、頻繁に採掘作業はされません。
鉱物学
アイスクリスタルの鉱物名は “Etched Quartz”と言い、これはアイスクリスタルがポイント状に生成されることに由来しています。因みに和名は、「ヒマラヤ蝕像水晶」です。
アイスクリスタルの結晶は、SiO2で表わされ、結晶構造は三方晶系に属しています。モース硬度は7と、一般的な天然水晶と同じ硬度です。